ワイルド祐ちゃんになるぜぇ~!!

 広島野村祐輔投手(23)が6日、イメージチェンジすることを誓った。今季は持ち前の制球力で、新人では46年ぶりとなる防御率1点台を達成した。だが、2年目のジンクスを打ち破るためにも、勝負どころでは力勝負を挑む考え。ニュースタイルが新たな名勝負を生むかもしれない。

 野村がイメチェンする?

 大阪市内で行われた「プロ野球オールスタースポーツフェスティバル」に初出場したこの日、新人王を獲得した右腕は危機感を口にした。「今年と同じだと、来年が怖いんです」。今季は9勝11敗。新人では46年ぶりとなる新人での防御率1点台の1・98をたたき出すなど、華々しいデビューを飾ったが、現状に満足はしていない。

 前半戦は7勝3敗と快進撃を続けた。だが、疲れが見え始めた後半戦は、9勝目を挙げてから5連敗を喫するなど失速した。研究されたことで、来季へ向けて変化の必要性を感じた。秘策がある。

 「場合によっては必要になると思います」

 明大時代に実践していた、勝負どころでは一気にギアを上げる投法だ。当時のライバルは慶大4番だった阪神伊藤隼。「核となる選手が打ったらチームが勢いづく」と、伊藤隼が打席に立つと力勝負を挑んだ。140キロ後半の直球を中心とした組み立てで、通算28打数6安打と封じ込めることに成功した。

 「これをやるには、開き直りが必要。(制球は)普通よりぶれるけど、その分ボールには力があります」

 1年目の今季は奥の手を使うことはなかった。大学時代とは違い、すべての打者に神経を使うことで、力勝負を挑む余裕もなかったという。この現状から脱却するためにも、直球の威力向上を今オフのテーマに掲げる。

 初めてのオフは自分の知識でメニューを考える。「1年間やって間違いではなかったと思っている」。体幹強化にポイントを置き、トレーニングを行う。たけだけしい直球を投げるために-。いつまでも技巧派投手だと思っていたら、間違いだぜぇ。【鎌田真一郎】