ヤクルト畠山和洋内野手(30)の体の絞り方は渋かった。埼玉・戸田市内で自主トレを公開。「重くならないようにとは思っていた」と摂取カロリー減を意識し、体重は昨シーズン中より1キロ減の101キロと絞れていた。食事は多くて1日2食にし「他はブラックコーヒー」と独自のダイエット法を披露した。

 運動前にコーヒーを飲むと、脂肪燃焼量が増えるとの説もある。昨季は打撃成績が軒並みダウン。「本塁打20本以上、100打点」の達成に向け、雪が残る中で故障防止に努めつつ体を仕上げるには「ブラックコーヒー」はアリかもしれない。

 そんな“違いの分かる男”は、約束も守る。オフに野村克也元監督から「ヒゲをそれ」と言われていたが、30日に“断髭式”を行う運びとなった。「成績が落ちてくると小さくなりがち。思い切ったスイングで本塁打が増えれば解決する」。体もあごもスッキリさせ、甘くない強烈なスイングを取り戻す。【浜本卓也】