あるぞ3・2、本拠地デビュー!
中日のドラフト2位浜田達郎投手(18=愛工大名電)が、本拠地開幕となる3月2日広島とのオープン戦に登板する可能性が高まった。14日、1軍の北谷球場に1日体験にやってきて初めてブルペン入り。潜在能力を高く評価する高木守道監督(71)が「どうせならナゴヤドームで投げさせたい」とビッグなプランをぶち上げた。
初々しい18歳の高卒ルーキーにチョコよりうれしい“贈り物”だ。バレンタインデーに初めて1軍北谷でブルペンに入った浜田が、3月2日に本拠地ナゴヤドームでデビューする可能性が高まった。練習後、守道監督が「試合で投げられるようなら、どれだけ投げられるかもあるし、どうせならナゴヤドームで投げさせたい。お金取れる試合でやった方がいいんやないの」と明かした。
すでに浜田本人にも通達されていたようだ。この日午前、1日体験にやって来てまず指揮官にあいさつ。その場で直接告げられ、その気になった。「冗談だとは思っていません。ありがたいし、やるぞという気持ちです。モチベーションになるし、しっかり調整していきたい」。1日前の3月1日は愛工大名電の卒業式。本格的なプロの第1歩を踏み出すのに最高の日取り。これぞ、守道劇場だ。
この日ブルペンでは30球を投じた。柱の陰から球界最年長47歳の山本昌が見守っていた。「浜田のお父さんが僕と同い年なんだって」。父の気持ちになったのか、大投手は印象が伝わってプレッシャーになることを気にして「何も言わないよ」と異例の反応。愛工大名電の大先輩、44歳の山崎も「浜田は投げた?」とブルペン近くまでやって来て気にかけた。投球練習は終わっておりすれ違いとなったが、かわいい後輩が気になって仕方ない様子。守道監督に投打の重鎮2人が気をもむかわいい“末っ子”。タツローは大人気だ。
高校時代は日本ハム大谷、阪神藤浪と並ぶ「ビッグ3」と称された。守道監督は、実現はしなかったもののキャンプ1軍スタート構想を口にしたりと、とにかく大きな期待を寄せている。竜の金の卵は「早く試合で投げたい」と気合十分。「3・2」。その日が今から待ち遠しい。【八反誠】
◆浜田達郎(はまだ・たつろう)1994年(平6)8月4日、名古屋市生まれ。実家はナゴヤ球場に近い。愛工大名電では1年秋からエース。2年秋の神宮大会準優勝。甲子園は昨春のセンバツで8強、夏は1回戦敗退。愛称は「タツロー」。184センチ、90キロ。左投げ左打ち。



