楽天のお手本は、あの国民的アイドルだ。星野仙一監督(66)が、まさか、まさかの指令を出した。「AKBを見た方がいいぞ」。冗談ではなく、本気も本気。真顔で言った。きっかけはテレビ番組。久米島キャンプ中、1日の練習を終え、部屋でくつろいでいた時だ。たまたま「AKB48」の生みの親である秋元康氏のドキュメンタリーが目に留まった。
曲作りで、寝る間もないほど働き続ける同氏。新曲の出来上がりを、今か今かと待つスタッフ。そして「メンバーの子も一生懸命なんだな」と、芸能界で必死に頑張る女の子たちの姿に感じるところがあったという。「すごいな。俺らなんて甘いと思ったよ」。アイドルグループにプロ野球選手と、職は全然違うが、仕事に真摯(しんし)に取り組む姿を見習って欲しい。そんな思いからの“AKBを見ろ指令”だった。
楽天の「AKB」と言えば「AKB闘将ファイブ」がいる。昨秋キャンプで「アホ(A)、カス(K)、ボケ(B)」とののしり、鍛えた戸村、塩見、菊池、辛島、釜田の若手投手陣だ。だが、星野監督は「もう、あいつらをAKBなんて言えんなあ」とポツリ。「正直、かわいいとは思わないんだけど」と本家AKBは女性の好みからは外れても、ひた向きな姿を知り感動していた。【古川真弥】




