二遊間もサバイバルに突入だ!

 右膝手術からの復活を目指す広島梵英心内野手(32)が19日、日南1軍キャンプに合流。いきなり、午前中に行われた投内連係では二塁手の動きを確認した。若手の菊池らの台頭もあり、遊撃手のポジションも「不動」ではなくなっている。鈴木将、下水流が存在感を見せる外野抗争とともに、内野陣の定位置争いも熱を帯びてきた。

 頼れる男が帰ってきた。第4クール初日、昨年10月に右膝手術を受けた梵が、満を持して1軍キャンプに合流。だが、突きつけられた現実は、決して易しいものではなかった。遊撃手へのこだわりの強い名手が、投内連係で二塁の守備位置に就いた。もはや聖域はない。1軍に戻ってきても、梵に笑顔はなかった。

 「そっとしておいてください」

 自負はある。昨季、規定打席に達したのは、堂林と梵の2人だけ。堂林が1軍初体験だったことを考えれば、実質ただ1人のレギュラーだ。

 ただ、梵本人も現状は理解している。2年目の菊池が、WBC日本代表候補との強化試合でも2安打を放つなど、存在感を示している。開幕に照準を合わせているとはいえ、回復が間に合わない事態もあると考えれば、首脳陣が選択肢を増やすのは当然のことだ。

 野村監督

 ショートのこだわりもあるだろうけど、セカンドの練習もしてくれと。試合の中でどうなるか。菊池も良い動きをしているし、どっちをどう使うかということ。

 梵にできることは、結果を残し、信頼を取り戻すことだけ。定位置確保のため、全体メニュー終了後には室内練習場にこもった。マシンを相手の213スイングに力を込め「問題なし」を強調した。右膝手術で出遅れたハンディを、ここから取り返す。【鎌田真一郎】