高校生活の“忘れ物”はプロの世界で。日本ハムのドラフト1位大谷翔平投手(18=花巻東)が2日、同校の卒業式に出席。粉雪の舞う中「(先月の)試験で帰ってきたときも雪で、先生に『お前が来ると雪になる』って言われましたが、これはこれでいいかなぁと思います。ここは原点。思い出がたくさんあります。ここでの生活を忘れずにやっていきたいです」と晴れやかな表情だった。
野球に明け暮れた3年間。心残りが1つある。「日本一を目指してやっていたので、悔しかった」。入学当初から、目標は日本一と言い続けてきた。3年夏には高校最速となる160キロもマークしたが、チームとして頂点に立つことはできなかった。母加代子さんは「校歌を聴いていたときに、甲子園で歌わせてあげたかったなと思いました」と、目を潤ませた。チームも同じように、日本の頂点を目指したが、日本シリーズで巨人に敗退。「早く1軍で活躍している姿を見せたいです」と、チームそして自身の夢でもある日本一を目指して戦っていく。
今日3日は教育リーグ(ジャイアンツ)、6日は1軍のオープン戦(札幌ドーム)で巨人と対戦する。「僕はその場にいなかったですから。相手がどこでもしっかりやりたいです。(初の敵地となるが)高校のときはヤジはなかったけど、そういうことがあっても自分のプレーをしたいです」。卒業証書と、花巻東高初の特別功労賞という栄誉を胸に、プロとしての道を1歩ずつ歩んでいく。【本間翼】



