<練習試合:阪神1-1オリックス>◇2日◇高知・安芸

 や、やられた~!

 オリックス森脇浩司監督(52)も阪神ドラフト1位藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)を大絶賛するほかなかった。2四球に内野安打1本、得意の足技で1盗塁と仕掛けたが得点には結びつかなかった。

 「ボールも姿も、何から何まで素晴らしい。称賛以外の何ものでもない、将来性豊かだし、真っすぐにも素晴らしい威力があるし、球界の宝だね」

 2回には2死三塁まで攻めた。打席の斎藤は初球、この日の藤浪の最速145キロの外角高めを見逃した。「いいボールが来てましたよ。ビシッと来てましたよ」。1ボール2ストライクから内角直球に詰まって右飛に終わった。

 先発で投げ合ったノーヒッター西も肩を温めながら藤浪を見ていた。「ランナー出してからも落ち着いて緊張していなかった。敵から見てもいい投手と思う。高校生離れしてます」と精神面のタフさに驚いていた。

 ドラフトで4球団競合の末、獲得を逃した元恋人でもある。藤浪の魅力を知るチームだからこそ、素直にデビュー戦をたたえた。