ソフトバンクのドラフト6位山中浩史投手(27=ホンダ熊本)が、今日5日の広島とのオープン戦(マツダスタジアム)で初先発する。紅白戦から実戦5試合で9回1失点の安定感が認められ、4イニングを予定。「先発したいし、チャンスがあるなら」と気持ちを高め、激戦の開幕ローテーション争いに生き残る。

 4日東京で行われた新人研修は欠席。来年以降に受け、本業に専念した。マツダスタジアムの全体練習では、ブルペンで28球の調整。「登板前日もこれくらいは投げて感覚をつかむんですよ」。今後、中6日でローテーションを守れば、開幕2カード目、4月2日の西武戦(西武ドーム)初戦の登板となり、西武牧田とのアンダースロー対決の可能性もある。「ぜひ投げ合いたいですね。(牧田は)僕とは球の軌道が違う。伸びとキレがある」。2日はテレビでWBCの日本対ブラジルをテレビ観戦。9回を締めた牧田のテンポの良さを参考に、広島打線を手玉に取る。【石橋隆雄】