<オープン戦:楽天0-2ロッテ>◇5日◇ほっともっと神戸

 ミスターサブマリン渡辺俊介投手が、伊東ロッテにオープン戦初勝利をもたらした。楽天戦は今季初の先発マウンド。110キロ台後半の直球をベルトの高さまで浮き上がらせ、前後左右、上下を広々と使って凡打の山を築いた。4回までを3安打1四球無失点。2月23日の中日戦から7イニング無失点。「この時期は内容が大事だけど結果もいいに越したことはない」と笑顔を見せた。

 36歳の“ベテラン流メソッド”が効いた。昨季は調整ペースを誤り、6月までの4勝どまり。「例年通りやっても体は年老いていくんです。キャンプに入って一気にやるんじゃダメ」。日本代表だった第1回WBC直前の05年以来、7年ぶりに11月からブルペンに入り、投げる感覚を春までキープし続けた。さらに、昨季まで日本ハムに所属していた清水外野守備・走塁コーチから、けん制の癖など「敵の目から見た俊介像」の虎の巻を伝授された。

 「やっぱりローテで投げろと言ってもらえるのが、一番チームに貢献しやすい場所かなと思う」。1年間、指定席を守り抜く。【鎌田良美】