<日本ハム3-11ロッテ>◇16日◇札幌ドーム

 176センチの体が、さらに小さく見えた。日本ハム栗山英樹監督(51)が、謝罪の言葉を連発した。「こういう試合にしてしまって申し訳ない。すみません、という試合でした。監督がヘボ」。再び、最下位に転落した。

 膨らんだ期待感は、すぐにぶち壊された。苦しんでいた稲葉の、17打席ぶりの安打となる1発で追いついた直後の3回。多田野は先頭のロッテ伊志嶺に投手強襲の安打を許すと、その後2死三塁とされ、井口には不用意に投じた初球の真ん中ストレートを左中間に運ばれた。上げ潮ムードは、逆流にのみ込まれた。

 この日の多田野を含め、先発投手が7イニング以上を投げたのは、4日ロッテ戦の木佐貫(7回)と10日楽天戦の吉川(7回)のみ。先発の平均投球回は5イニングに満たない。リーグトップタイの8試合に登板し、救援投手では群を抜いて多い14回を投げている矢貫も、本来の安定感は見られず、1回5安打2失点。今季ワーストの11失点では、試合終了を待たずに帰るファンの列が延びるのも、仕方のない光景だった。

 5カード連続で初戦を落とした。栗山監督は、先発ローテの一角・谷元をベンチ入りさせ、早くもスクランブル態勢を敷く考え。「いろんな理由はあるけど、すべて監督の責任」。今日17日の札幌は雪予報。春が、待ち遠しい。【本間翼】