<巨人3-2オリックス>◇25日◇東京ドーム
打球はむなしく中前に抜けた。1点リードの9回1死二、三塁。ここまで10セーブの守護神平野佳寿投手(29)が打たれ、オリックスが逆転サヨナラ負け。ワースト9あった借金完済はスルリと逃げた。平野佳は「金子もいい投球していたし、チームもいい流れで来ていたので申し訳ない」と今季初の救援失敗に肩を落とした。
森脇浩司監督(52)に疲れた表情はなかった。好調打線は巨人菅野から2得点。金子が8回まで粘り、勝ちパターンに持ち込んだ。「平野はここまですべて完璧にこなしてくれていた。我々はすべてにおいて最善を尽くした。平野も神様じゃないからね」と守護神をかばった。
気持ちは今日の試合に向いていた。「平野にストレスを与えないためにも、明日も同じパターンに持ち込んで、平野に最後のマウンドを託す」。守護神を再びマウンドに上げるシナリオを書いた。【池本泰尚】




