このままでは、終わらない。広島堂林翔太内野手(21)が27日、レギュラー奪回を誓った。前日26日楽天戦(マツダスタジアム)で、プロ初出場となった昨季開幕戦から続いていた連続試合出場が190でストップ。守り続けたサードへのこだわりは強く「他の人が出ているのは悔しい」と吐露した。今季は打率2割2分2厘、本塁打も2本止まりと苦しむが、初心に帰る。
堂林に試練の時が訪れた。開幕から2カ月を過ぎようとしている。大きな期待を背負って迎えた、レギュラー2年目。調子が上がらない現状で、ついに前日26日楽天戦で出場機会を失った。
堂林
今の状態ではいい方向に結果は出ないと思う。でも、サードで使い続けてもらってきて、他の人が出るのを見ると悔しさがあった。
打率2割2分2厘、2本塁打と持ち味の打撃が低迷している。守備でもリーグ2位の9失策を犯すなど精彩を欠いた。昨年の開幕戦でスタメンに抜てきし、190試合起用し続けてきた野村監督も「ノー感じな人は代えてみよう」とついに聖域に手を入れた。
正念場に立たされた21歳は、腐っていない。腐ってはいられない。「外から試合を見ることは少なかったので、いい時間を過ごせた。決してマイナスではない」と言い切った。
信頼回復の鍵を握るのは、思いきりのいい打撃だ。最近は迷いからストライクゾーンにも手が出ず、狙った直球を仕留められずファウルになる場面が目立っていた。昨年の好調時を知る緒方打撃コーチと、打撃フォームを模索した。「『1、2の3』の『2の』部分で、間の取り方を変えた」と、上げていた左足をすり足に変更した。下半身が安定すればフォーム全体が安定するという原点に立ち返った。
「何が悪いかは、明確に分かっている。今は自分の打撃を見直して、ゼロからではないけど、最初からやり直す感じです」
今日28日の日本ハム戦(マツダスタジアム)でスタメン復帰が有力だが、もはやポジションが確約された立場ではない。定位置を再び取り戻すには、バットで結果を残すしかない。【鎌田真一郎】



