<ソフトバンク10-2広島>◇5月31日◇ヤフオクドーム
わが家は最高バイ!
ソフトバンクが今季2度目となる先発全員安打の14安打10点で広島に快勝し4連勝。交流戦のビジターでは控えに回る柳田悠岐外野手(24)が5戦ぶりに7番中堅で先発出場し、3回に決勝打となる2点適時二塁打を放った。交流戦、指名打者が使用できる本拠地では4勝1敗と地の利を生かし5月3日以来の貯金2。さあ6月攻勢だ。
これがパ・リーグの、ソフトバンクの野球だ。6回、指名打者に入ったラヘアが右中間へ11号2ラン。4月14日ロッテ戦以来2度目の先発全員安打だ。7回にもダメを押して10得点。ヒーローは、交流戦のビジターで控えにまわっていた柳田だった。
5戦ぶりの先発に「今日やるしかないと腹をくくった」と燃えた。7番中堅。2回1死で二塁手の左を強烈なゴロで切り裂くと、一気に二塁へ。今宮の中前適時打で生還した。1点を追う3回2死満塁では追い込まれながらも外角へ逃げる球を逆らわず左翼方向へ。決勝打となる逆転適時二塁打を放った。
長距離砲の期待で、レギュラーに定着しかけた今季も5月は苦しんだ。1日に化膿(かのう)性リンパ節炎で発熱。登録抹消され10日間で戻ってきたが、結果を求めるあまり打撃を崩した。3、4月の打率は2割9分8厘も、5月は1割8分8厘だった。
23日DeNA戦の前に秋山監督から「本塁打が打てるポイントだけを待っておけ。全部本塁打を打つつもりで(打席に)入れ」と指導された。ビジターでベンチを温めている時には、内川や巨人阿部の打撃を学んだ。吉村、中村らライバルの結果も意識せず、ベンチ裏で特打し、自分の打撃に徹して結果を出した。
広島市出身で大のカープファン。スタンドを見ても「外国人と広瀬さんの応援歌くらいですかね。懐かしいのは。あとは知らないです。今は広島見ても特になにも思わないです」と大人の対応だ。大卒3年目、ソフトバンクの主力としての自覚も出てきた。
指名打者が使えるからか、交流戦は本拠地で5戦中4戦2桁安打で4勝1敗と好成績だ。今日から3試合本拠地が続き、さらに4試合も残っている。地の利をたっぷり生かして、まずは交流戦1位を狙いに行く。【石橋隆雄】



