<広島0-5巨人>◇26日◇マツダスタジアム

 広島は今日27日にも自力優勝の可能性が消滅する。巨人投手陣6人の継投に0封され、青木高広投手(31)に移籍後初勝利を献上。一方、広島はセットアッパー今村猛投手(22)が2軍に降格し、苦しい台所事情となった。借金は今季ワーストタイの10となり、4位に転落。今日の試合で白星を逃すと、自力Vが消滅する。

 完敗だった。広島にとっては、見せ場すらつくれない2時間38分だった。巨人は内海が登板回避という緊急事態に陥っていた。だが、6人の継投を見せた巨人投手陣の前に、わずか3安打。しかも、その走者はすべて併殺打で仕留められた。4月に移籍した青木に2年ぶりの白星を献上するオマケまで。前日25日に13安打を放った打線は、その跡形もなかった。

 野村監督

 みんな一緒に右にならえでパッタリ。1人でも元気がいいのがいればいいけどね。

 元気がないのは先発投手も同じだった。中崎は2回に投手に四球を与えた直後、2死満塁から長野に2点適時中前打を浴びた。5回も坂本を歩かせ、阿部の2ランを被弾した。三たび巨人打線に葬られた右腕は、「技術不足です」とうなだれた。

 この敗戦で借金は今季ワーストタイの10となり、6日以来の4位に転落。今日27日の巨人戦に勝たなければ、自力優勝の可能性が消滅する危機に立たされた。

 試合前から首脳陣は頭を悩ませていた。不振の今村の再生法について最善の策を模索。出した答えは2軍での再調整だった。

 野村監督

 いろんな案を出したが1度、2軍でということになった。走ったり、ブルペンで投げたり、「行動を起こしなさい」と言った。メンタルの部分も大きいと思う。彼がもう1回戻ってくるには、それ(2軍での再調整)が近道だと思う。

 今村の2軍降格は、2年目の10年8月以来、3年ぶり。勝利の方程式の一角に定着してからは初めての出場選手登録抹消だった。

 今村

 しっかり調整してこいと…。(強化ポイントは)行ってから考えます。

 この日は、勝利の方程式につなぐ展開にはならなかったが、今後を左右する大きな問題となる。当面は久本、今井らを中心に日替わりセットアッパーとなる方針だ。悩ましい日々は続く。【鎌田真一郎】