<ソフトバンク6-1楽天>◇5日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンクが2時間42分の短時間ゲームで、首位楽天に快勝。摂津正投手(31)が2試合連続となる完投勝利で9勝目を挙げた。

 対戦結果のソフトバンク投手成績欄。そこには摂津の名前しかない。プロ初の2戦連続完投勝利。お立ち台で「狙っていました」と明かした。「連戦ですし、先発の意地というか、そういうのをみせたかった」。中継ぎにも心身両面で負担のかかっていた連敗を5で止めた。成績欄の「○」は意地の塊でもあった。

 とにかくストライクを先行させた。特に持ち味のシンカーをストライクゾーンで勝負。楽天の打ち気を誘い、凡打を引き出した。「前回からゾーンに投げようとしていい感じになった。その割合を増やしました」。長いイニングをにらんでボール球を削減。「よく完投数が少ないと言われ、それもふがいない、情けない気持ちだったので」。

 これで今季5度目の連敗ストップ。それでも8回の暴投絡みの1失点に「できれば8回、つまずきのないよう修正したい」と高みを見つめた。自身は5連勝で9勝目。「1週間、万全の調整ができるし、このくらいやらないと」。先発の誇りが詰まった126球だった。【押谷謙爾】