<西武1-3楽天>◇16日◇西武ドーム

 西武は楽天田中を攻略できず、自力Vが消滅した。終わってみれば、初回の攻撃が全てだった。連打で無死二、三塁のチャンスを作ったが、栗山、浅村、秋山のクリーンアップが凡退。ピンチでギアを上げる投球に、一本が出なかった。4回も無死二塁のチャンスだったが、浅村、秋山が抑え込まれた。安部打撃コーチは「クリーンアップで仕留められなかったのが、今日のポイントだった」と厳しい表情で振り返った。

 攻略のカギは「好球必打」だった。追い込まれれば、伝家の宝刀スプリットがある。各打者、狙い球を絞って、早いカウントから勝負したが、田中の投球が上回った。足でかき回す作戦もポイントの1つだったが、盗塁は6回に決めた1個。その回に1点を奪ったが、走者が出たのが4イニングで、その機会も少なかった。渡辺久信監督(48)は「ずっと勝っているとはいえ、相手も人間だし、先に点を取ればプレッシャーもかかる。そこで点を取れなかったことに尽きる」と唇をかんだ。【久保賢吾】