<阪神1-0ヤクルト>◇17日◇京セラドーム大阪
愛情たっぷりのお立ち台だった。36歳の阪神福原忍投手が、気迫の3連投で冷や汗勝利を締めた。無失点リレーの立役者は鶴直人投手(26)とともに壇上へ。緊張気味でマジメな後輩を思いやり、円熟トークで沸かせた。その姿、試合後まできっちり「守護神」だった。
「鶴が最後まで投げると思っていたので、途中でマウンド降りて、しんどかった。なんとか1点を守って、ウイニングボールを…スタンドに投げようと思っていました」
3日連続の9回のマウンドだった。鶴から19歳松田へつないできた「ゼロ」のバトン。先頭上田を力強い外角直球で見逃し三振。川端は二ゴロ、42発バレンティンは外角攻めで満足なスイングをさせなかった。ルーキーイヤーの99年に並ぶ自己最多9セーブ目。「元気だ」の声に「いやあ~暑いっす。年寄りばっかりですけど頑張ってるんで」と照れくさそうに笑った。
投手陣最年長として虎投をまとめる。復調へもがいていた鶴へ、何度もアドバイスした。「いろいろ話はしたけど、本人が考えながらやるのが一番。いいきっかけにして階段を上がっていってくれれば」。安藤や加藤らとともに、ベテラン救援陣の頑張りが12球団で唯一2点台の防御率を残す。「なんとかジャイアンツに食らいついて、最後は追い越せるように頑張ります」。投球と同じ力強さで、ヒーローインタビューも締めた。



