<DeNA9-8阪神>◇20日◇横浜

 何点リードしたら勝てるねん!

 阪神が今季2度目のサヨナラ負けを喫した。3回に7-0と左うちわの大量リード。これをたった2イニングではき出した。1度は同点に戻したが、9回裏にサヨナラ負け。楽勝で5連勝として貯金15のはずが、DeNAに4連敗で自力優勝の可能性がまた消滅した。7点リードしながらの逆転負けは06年8月18日のヤクルト戦以来、7年ぶりの屈辱だ。

 衝撃的な結末で、復活した自力優勝はたった1試合で消滅した。9回裏1死一、二塁。金城を敬遠して迎えた代打中村に、5番手安藤がフルカウントとする。最後はやや低めをすくわれ、左中間にはじき返される。痛すぎるサヨナラ負け。それも、大量リードをひっくり返された痛恨の黒星だ。

 まさかまさかだった。3回に挙げた大量7点リードが、わずか2イニングで消滅した。先発メッセンジャーが、突如つかまった。3回1死から梶谷に二塁打を許すと、2死二塁からモーガンに2ランを浴びて楽勝ムードが一変。負傷のブランコに代わり先発した後藤に2者連続のアーチを浴びて3失点。勢いを止められず4回持たずに降板。10勝を挙げるチームの勝ち頭は「序盤から大量の援護をもらいながらも、ホームランでやられてしまった」と、肩を落とすしかなかった。

 後を継いだ筒井も勢いを止められなかった。ここ4戦は、投手陣の踏ん張りが目立ったが、打線が援護した日に大きな反動が出た。

 18日に自力優勝の可能性が復活し、首位巨人との27日からの直接対決を見据えた先発ローテーションの再編成が敢行されていた。メッセンジャーはその中心として、今季初の中4日で25日中日戦に向かうという大役を任されている。チームの浮沈を左右する立場だけに、この背信投球は今後の投手戦略にも影響を及ぼしかねない。【山本大地】