<楽天5-9日本ハム>◇20日◇荘銀・日新スタ
投手陣だけでなく、打線も踏ん張り時だ。楽天が日本ハムとの乱打戦に敗れた。1回に枡田慎太郎内野手(26)の適時打で2点先制。3回に逆転され、直後の攻撃で松井稼頭央内野手(37)が同点適時打。聖沢諒外野手(27)の適時打で逆転したが、4回以降はつながらなかった。中でも4番アンドリュー・ジョーンズ外野手(36)が4打数無安打で19打席連続で安打なし。主軸の奮起なくして波には乗れない。
崩れていく投手陣を救えなかった。2点を追う6回、2死満塁。期待の枡田が二ゴロに倒れた。3点を追う8回には、無死一塁から銀次、ジョーンズの3番、4番が凡退。3回までに5点を奪ったが、4回以降はつながらなかった。4打数無安打のジョーンズは「今はタフな時期が続いているけど、切り替えて目の前の試合を戦っていく。そういうつもりで、1試合1試合やっていきたい」と、チームの思いを代弁した。
ジョーンズ自身も、苦しい状況が続いている。15日ロッテ戦の第4打席から、19打席連続で安打が出ていない。「もちろん、結果が出ていないのは悔しい」と唇をかんだ。チャンスで走者をかえすのが4番の仕事だが、この日も2度の得点圏での打席で快音は聞かれなかった。田代打撃コーチは、疲れが出ているのかという問いに「ちょっとはある」と話し、少なからず疲労の影響が出てきている。
チームは4月19日以来の3連敗を喫した。投手陣が、18日の西武戦から2戦合計で21失点。疲労の蓄積は明らかだ。だからこそ、打線がカバーする必要がある。この日、相手の日本ハムの3番アブレイユ、4番中田はともに本塁打を放つなど、打線をもり立てた。対照的に、楽天打線の3番銀次、4番ジョーンズはともに無安打に終わった。それでも、結果が出ていないジョーンズについて田代コーチは「練習では良い感じなんだけどね。期待は変わらないから」と、固い信頼を口にした。
最大で7・5ゲーム差をつけた2位ロッテと、これで3・5ゲーム差まで詰め寄られた。勝負の9月へ、苦しい状況はまだまだ来る。星野監督は「強くなるチャンス。これを乗り越えたら、1枚も2枚も強くなる」と奮起を促した。今こそ、投打の踏ん張り時だ。【斎藤庸裕】



