<楽天2-5日本ハム>◇22日◇Kスタ宮城

 則本よ、お前もか…。楽天は先発則本昂大投手(22)の1回が全てだった。4安打で、いきなり5点を奪われた。星野監督は「結局、初回の5点がものすごく重かった。甘いところばかり投げていた」と嘆いた。日本ハムに3タテを食らい、今季初の5連敗。2位ロッテとのゲーム差は、とうとう2・5まで縮まった。

 先発投手がピリッとしない負の連鎖を断ち切れなかった。連敗中、18日のダックワース、20日の戸村、21日の美馬と、いずれも5回を持たずに降板。則本は6回まで投げたとはいえ、開始直後の5失点は痛い。田中に次ぐ11勝で連敗ストップの期待がかかったが、応えられなかった。

 ダックワース、戸村が2軍再調整で、先発ローテの頭数が足りなくなった。本来は中継ぎのハウザーが1軍に合流し先発調整するなど苦しい台所事情が続く。試合前の練習が始まると、星野監督は外野で練習していた投手陣の元に直行。急きょ、青空ミーティングを行った。「お願いだから抑えてと言った。ベンチに入ったら、俺は祈るしかないからな」と冗談めかしたが、実際には「エラーでランナーが出ることもあるが、1つずつアウトを取ることが大事だ」と訴えていた。

 だが、則本は3つのアウトを取る前に5失点。指揮官の思いは届かなかった。今日からロッテに3連敗なら首位から陥落する。危機回避を、初戦先発の田中に託す。星野監督は「田中にプレッシャーがかかるな。いいけどな。あいつは応えてくれるだろう」と期待した。【古川真弥】