<ヤクルト8-3巨人>◇22日◇神宮
巨人沢村拓一投手(25)は腰に手を当てて、ぼうぜんとなった。ホームインするバレンティンをぼんやりと視界に入れた。5回、内角低めにシュート回転した直球を、左翼席上段に運ばれた。プロ入りワーストの7失点。「夏場、球威が落ちている。自分の思っているボールがいってないのは悔しい」と、唇をかんだ。
6月21日の中日戦(上毛敷島)から勝ち星がない。この日も3回までは無安打投球だったものの、4回、比屋根に中前打を許してから、リズムが乱れた。直球はシュート回転し、スライダーを投げる際にはフォームが緩んだ。「前回も4、5回。1巡目を抑えても、2巡目に打たれてはダメ」と、自分にダメ出しした。
先発陣の不調が、深刻になってきた。今週はホールトン、菅野、宮国、沢村の4人がふがいない投球。今季初めて3連戦を2カード連続で負け越した。特に沢村は前回の6失点に続く背信。嫌な流れを断ち切るには、沢村の復調が必要なのは明らかだ。「2度も続けてズルズルと。それはプロとして恥ずかしい。3度目は、というつもりで調整しないといけない」。次回は背水の思いで、マウンドに上がる。【竹内智信】




