<中日1-4阪神>◇24日◇ナゴヤドーム
首が回らん…。守道竜が今季ワーストの借金15となった。1-0の9回に守護神岩瀬仁紀投手(38)がまさかの乱調で4失点。頼みの男がリードを守れず、痛すぎる逆転負けを喫した。高木守道監督(72)も「私に何を言えって言うの?」とカンカン。借金15は最下位でフィニッシュした97年以来、16年ぶりの屈辱。3位広島とは3・5差。あぁ~CS圏が遠のいていく…。
モリミチ政権下では最悪となる借金を抱えてしまった。しかも悔しすぎる逆転負け。ゲームセットの瞬間に高木監督の怒りも、ピークに達していた。いつもなら怒りが少し冷めてから始まる試合後の会見もこの日は違った。報道陣から高橋周のミスが…と問われると目をギョロリ。「周平のそんなんはアレやないでしょ。私に何を言えって言うの?
何もない!」とわずか数秒で会見を切り上げた。
9年連続30セーブに王手をかけている岩瀬が、まさかの背信投球だった。1点リードの9回にマウンドに上がったが、2ストライクから福留に四球。続く新井良の二ゴロも併殺が奪えず、泥沼にはまった。1死二、三塁の場面では三塁手・高橋周が本塁送球を焦ってお手玉(記録は失策)。1-1の同点に追いつかれると、直後の西岡には中前に落とされて勝ち越された。
守護神は敗戦の責任を背負い込んだ。08年5月17日横浜戦で5失点して以来の4失点。「先頭の四球が良くない。ヒットを打たれることはしょうがないけど、悪い流れを作ってしまった」とぼうぜん。守備のミスが連発したが「それを言っても起こってしまったことなので切り替えていきたかった」と自身を責めた。通算844試合の登板で4失点以上はわずかに3度。それがこの日だった。
前回登板で9イニング無得点に抑えられたルーキー藤浪から14イニング目にしてようやく1点を奪った。だが、待っていたのは悲しすぎる結末。ちなみに16年前の97年は、ナゴヤドーム元年。この年中日は59勝76敗1分けで最下位に沈んだ。このままズルズルいくわけにはいかない。11年連続Aクラスの常勝軍団にとって、これ以上の屈辱は耐えられない。【桝井聡】



