<中日7-0阪神>◇7日◇ナゴヤドーム
阪神梅野隆太郎捕手(22)が、ほろ苦い一夜を過ごした。前日6日は延長12回に代打決勝弾を放ってヒーローになり、この日は同じルーキーの岩崎優投手(22)と先発バッテリーを組んだ。試練を味わったのは3回だ。2死から1点を先制され、なおも二、三塁。平田にフルカウントの末、外角低めスライダーをとらえられ、中前タイムリーで2点を追加された。
勝負の分岐点になるシーンだった。梅野も「球数をかけるところで、自分から早く勝負に焦ったところがあった」と振り返る。平田に3ボールになった時点で歩かせて後続の森野と向き合う選択肢もあった。2回の第1打席で空振り三振に抑えており「左対左」と抑える確率も増す対戦だ。それでも、攻めに徹した姿勢が裏目に出てしまった。
阪神の新人がバッテリーを組むのは02年の安藤、浅井以来、12年ぶりだ。勝利に導けば、83年の御子柴、木戸以来、31年ぶりの快挙だったが、かなわず。自慢の打撃でも岩崎を援護できず、浜田に2三振を喫した。「緩急をつけて(狙いを)張りづらい。フォークも頭にあって、修正しづらかった」と振り返った。
前夜、試合後は携帯電話に祝福のメッセージがとめどなく鳴り、プロの華やかさを感じた。この日は厳しさを味わう。酸いも甘いも知り尽くし、プロの顔になっていく。【酒井俊作】




