<広島13-5中日>◇10日◇マツダスタジアム

 中日が守乱で逆転大敗を喫した。森野の3ランで先制したが、3回は名手大島が太陽光と重なる飛球を落球するなど、4年ぶりの1イニング3失策で4失点。今季、屋外球場は1勝8敗、うちデーゲームは3戦全敗と内弁慶ぶりを露呈した。借金はワーストタイの6で、首位広島とは最大の9ゲーム差。ああ、五月晴れが怖い…。

 空は青、スタンドは赤く染まった広島で、竜が草野球並みのプレーを連発した。10年7月1日の阪神戦以来、4年ぶりの1イニング3失策。森野の3ランで1回に先制しながらあっさり逆転を許し、13失点の大敗だ。谷繁元信兼任監督(43)も「1つの回に3つもミスが出たらキツイ」と嘆き節だ。

 1点リードの3回だった。1死二塁で左前打を処理した野本が三塁に悪送球。ピンチを広げて丸に同点犠飛、エルドレッドに勝ち越し打を浴びた。さらに松山の打球は中堅に上がり、3アウトと思いきや大島が見失ってポロリ。直後キラに2点打されて4失点だ。その後、堂上直もファンブルと乱れに乱れた。

 まさかの象徴といえる大島の落球は太陽光にやられたものだった。「このへんかなと(グラブを)出したけど、最後の一瞬で(打球が)出てきた」。この時期のマツダスタジアムのデーゲーム序盤は、ネット裏方向に太陽があり、センターラインの守備陣には逆光。2回もカブレラが高く跳ねた松山の投前ゴロを見失い(記録はヒット)、そこから2失点。ドーム育ちの内弁慶を露呈した形だ。

 今季屋内球場では14勝13敗ながら、屋外試合は1勝8敗で昼間は3戦全敗。3回に堂上直、2回に森野が後ろにそらす(記録はいずれもヒット)など、全般的に土の球場特有のイレギュラー処理も不得手だ。連敗で首位広島との差がまた拡大。谷繁監督は「相手も同じ条件でやっている。リセットしてまた明日」と懸命に前を向いたが、今日11日も屋外デーゲーム。来週もDeNAとの屋外3連戦が控える。5月半ばにして正念場だ。【松井清員】