<ソフトバンク4-7中日>◇11日◇ヤフオクドーム

 オセロのような白黒反転だった。代打吉村の犠飛で勝ち越した直後の7回にソフトバンクは岡島秀樹投手(38)を投入した。攻撃で打つ手がはまり、残るは「勝利の方程式」で締めるだけ。そこでまさかの計算ミスが起きた。岡島は2死二塁から連続四球で満塁を招くと、カウント2-2からファウルで3球粘られた揚げ句、森野に走者一掃の二塁打を浴びて、逆転された。守護神サファテにつなぐことはできず、黒星をつかまされた。

 明るかった秋山幸二監督(52)の顔色も予定が狂って暗転した。「(投球の)幅がなかった。まとめて点を取られるのが多いね。バッテリー間がちゃんとやっていかんと。四球、四球を出す投手じゃないだろ」。際どいところを相手に見極められたが、岡島-鶴岡コンビの配球に課題があると指摘。3回に岩崎が4連打で3失点した場面も持ち出し「岩崎にしても連打、連打。今年は多い。打たれ出したら止まらない。なんでそうなっちゃうのか考えないと」。試合後、鶴岡と高谷、拓也の捕手3人は映像確認のため、資料室へ直行した。

 ただここまで20ホールドポイントを稼ぐ岡島の信頼が1試合で揺らぐこともない。3試合連続2桁得点と打線の爆発や完封もあって、1日ヤクルト戦以降、岡島、五十嵐、サファテの「方程式」は“休業”続き。登板間隔が空いた影響もあったようだ。交流戦の順位は首位から4位へダウン。リーグ戦も首位オリックスと2・5ゲーム差に広がったものの、射程範囲に何ら変わりはない。【押谷謙爾】