<西武3-1ソフトバンク>◇27日◇西武ドーム
初代ダイエー復刻ユニホームで臨んだ3連戦の初戦は、“開店直後”のたたき売りから始まった。ソフトバンク摂津正投手(32)は1回、秋山にバックスクリーン左へ運ばれた。通算3本目の先頭打者アーチを被弾。秋山監督の当時の応援テーマ曲が流れる中という、ノスタルジックな光景だった。
「ずっと先手を取られたからダメでしょ」。そう振り返った摂津は4回も1死三塁から炭谷に2号2ランを被弾。今季最多140球で8回完投も、伏兵の2発に沈んだ。11年の先発転向後はCSも含め9連勝中だった西武ドームで今季3敗目。「くそ、何だこの球場は!」。名物の108段の階段を疲れた顔で上がると、悔しさがあふれた。
一方の強力打線は6安打1得点。閉店間際まで静かだった。交流戦は実に打率3割1厘。ガッチャマンと呼ばれたヘルメットのタカが泣いていた。
ダイエー初年度の89年から4年間はずっとBクラス。西武には34勝65敗5分けと、かもにされた。今回のユニホームはまさに弱さの象徴だった。当時のライオンズブルーを身にまとった最下位西武にのみ込まれる結果は、苦い過去を思い起こさせた。
「取れるところで取らないと。(相手を)知り尽くしてやる試合だからな。摂津は1発1発が効いたな」。常勝西武の主力だった秋山監督は、青いユニホームに負けて複雑かと聞かれ「う~ん、そういうのは別に」と意に介さなかった。ユニホームの呪縛を解くには、スッキリとした白星が必要だ。【大池和幸】



