ソフトバンク東浜巨投手(24)が17日、佐藤1軍投手コーチからマー君チェンジアップを習得した。楽天時代に田中をエースへと育てた新コーチから、マー君と同じボールの握り方を教わり、ブルペンで約110球を熱投。「いろんな引き出しを持っておられる方なので、自分から貪欲に聞ければと思った」と明かした。

 チェンジアップだけでなくパームの握りでも投げて軌道を試すなど、新球習得に向け、試行錯誤を繰り返した東浜は「手応えはある」と満足げ。「球種が1つ増えれば組み立ても変わる。何とか形になるようにして、投球の幅を広げたい。来年こそ先発ローテに入っていかないといけない。限られているチャンスをつかみたい」と3年目の来季へ意気込んだ。

 東浜の投球を熱心に見守った佐藤コーチも「理想は直球と同じ軌道で、落ちずにスピードだけが遅くなればいい」と期待を寄せた。