日本ハムが、生身の“ゆるキャラ”の流出危機に陥っていることが29日、分かった。今季、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でマニアックなブレークを果たした「DJチャス。」に異業種から獲得オファーが舞い込んだ。本人は、うれしそうに「悪役商会って知ってるか?

 あのコワモテ集団から誘われたんだよ。いい話だろ」と説明。返事は保留しているそうだが、キャラごとの転身を検討中だ。

 大先輩からのラブコールだった。悪役商会のリーダー、俳優八名信夫(79)から連絡を受け「悪役志望なんだろ?

 もっと磨いてやるよ」。シンプルな誘い文句に直立不動になったという。八名は元プロ野球選手。56年から3年間、前身の東映に投手として在籍。その後、俳優業へ転身した。高校卒業後は明大に進学(2年時に中退)。同大出身の「DJチャス。」にとっては直系の先輩にあたる。電話口では思わず「明日から、キューサイの青汁飲みます」と、八名がCM出演して有名となった商品名を出して前向きに返答した。

 今季は拡声器を手に、選手やファンを戸惑わせながら?

 鎌ケ谷を中心に球界を盛り上げてきた。球団職員との二刀流で奮闘する姿がスカウト理由だった。「除夜の鐘を聞きながら、身の振り方を検討するよ」と熟考する予定。球団幹部は「出ていきたいなら、どうぞ」と話しており、引き留めるための条件の上積みはないもよう。果たして、どんな結論を導き出すのか。注目だ。【木下大輔】