頭を使え-。阪神和田豊監督(52)が8日、新人合同自主トレ初日を視察し、ルーキー5選手に訓示を行った。三塁側ベンチ前、ランニングメニューを終えた新人が緊張の面持ちであいさつに訪れた。指揮官は人気球団を取り巻く環境の中、自分をしっかり持つこと、元気を出すことなどを注意した上で、ひと味違った要素を求めた。
「他球団がみんなのことをしっかり研究してくる。心技体プラス頭。ここからは頭脳を使いながら。何がプラスになるかを意識して伸ばしてほしい」
心技体はスポーツ選手の基本だといわれるが、和田監督はここに「頭」を加えた。体は大きくないが、厳しい競争の世界で結果を残してきた指揮官ならではの助言だった。
「今まではどうしても心技体を優先にやってきただろうけどプロに入ってから頭脳をプラスアルファして。現段階では体をつくることが一番だけど、そこからうまくなる上でそういうことも必要だよと言った」
各球団に先乗りスコアラーが配置され、情報戦全盛の時代。争いに勝って生き残るためにも創意工夫が不可欠。まさに、プロ野球界で生きていくための「コツ」を説いたようだ。【鈴木忠平】



