巨人井端弘和内野手(39)が9日、「アラフォー4人衆」の開幕スタメンに意欲を示した。昨年12月の相川、金城の入団会見で、原監督が「由伸、井端と同世代でいいネーミングがあれば」と提案。今年40歳を迎える井端は「5、6、7、8番の並びで開幕スタメンを狙えれば。俺は8番かな(笑い)。この4人で占めるくらい、頑張りたい」と共闘を宣言。井端が8番とすれば、5番高橋由、6番金城、7番相川の組み合わせになるだろうか。

 「スタートで勝負する」と何度も繰り返した開幕スタメンへの思いは、本気だった。この日、熊本・山鹿市内での自主トレを公開。中日高橋周らとともに、午前は室内でウエートトレ中心に、午後からは球場でノック、フリー打撃など約6時間汗を流した。「キャンプ初日から全力で動けるように。勝負しないと。2月1日から、すぐに実戦ができる体を作っていきたい」とハイペースで体を仕上げるプランを立てた。

 40歳でのシーズンを「楽しみ」と表現した。中日谷繁兼任監督の金言が、心をウキウキさせた。「僕が37、38歳のころに、40歳からまた野球が楽になると言っていた。理由はわからないけど、やりながら楽しみたい」と笑顔。「気持ちは27、28歳くらい」と笑ったが、動きは軽快だった。「チャンスでいかに仕事をするかだと思う。チャンスで打てればインパクトがあるし、信頼も得られる。チャンスで打てるバッターになりたい」。開幕スタメンに向け、持ち味の勝負強さに磨きをかける。【久保賢吾】