ヤクルトは9日、FAで巨人に移籍した相川亮二捕手(38)の人的補償として、奥村展征内野手(19)の獲得を発表した。年俸は560万円(金額は推定)で背番号は「56」に決まった。

 奥村はこの日、巨人井端と行っていた合同自主トレ先の熊本から帰京。都内の球団事務所で入団会見に臨み、「驚いたし、予想もしていなかったけど、今はやってやろうという気持ち。チームは変わってもプロの世界で頑張ることに変わりはない。走攻守、すべてそろえられるように頑張りたい」と決意を語った。

 前監督の小川淳司シニアディレクター(57)は「将来性豊かな選手。バットコントロールが巧みで広角に打てる」と評価。松井優典編成部長(64)は「山田、西浦、谷内と若い二遊間の中で競争させる選手として期待している。これで今季の編成に関しては完了した」と話した。