西武ドラフト1位の高橋光成投手(17=前橋育英)が自然児ぶりを発揮する。9日、所沢市の西武第2球場で新人合同自主トレを開始。約5時間のメニューに「体幹、腹筋系が全然できなかった」とプロの高水準に苦笑いした。だが片りんも見せた。200メートル×10本、100メートル×20本のインターバル走。188センチ、90キロの体格で粗さの残るランニングフォームながら、先頭集団をほぼ守り続けた。

 視察した同郷の渡辺SDは「自然で育っているからね。俺も鬼ごっこで負けたことがない」と自然力を実感した。群馬県沼田市で育った高橋光は子供時代を振り返る。「小、中学生のころは川や山登りで遊びました。猿とか鹿が(祖父母の)リンゴ園に近づくので石を投げて追い払ったり、もり突いてイワナを捕ったり。それが今に生きていますかね」と自然の中で身体能力が磨かれた。

 描く理想像も自然だった。渡辺SDは「千尋(オリックス金子)のように育ってほしい。光成は器用だから。ナベQ2世じゃダメよ」と願った。高橋光自身は「大谷翔平選手に憧れていますが、プロで活躍するために自分のスタイルを見つけたい」と独自の像を持った。入寮時はモデル系ファッションで注目を集めたが、野球はナチュラリストで行く。【広重竜太郎】