日本ハム大谷翔平投手(20)が11日、故郷の岩手・奥州市内で成人式に出席した。成人になるにあたり「義務と権利が出てくる」と気を引き締めた。3年目の今季、ヒーローインタビューに数多く立って地元に活躍の報を届けることを目標に掲げ、「野球での義務」として全力プレーを怠らないことを誓った。
振り袖姿の女性も、白ばかまで茶髪の男子も、付き添いの保護者までもが、同時に1カ所に集まってカメラを構えた。岩手・奥州市内で行われた成人式。記念撮影のため会場入り口に現れた大谷の周りに、幾重もの人垣ができた。「(友人に)年末年始には会えなかった人もいたので、よかったです。帰ってきたときにそういう友達がいる。あらためて頑張りたいなと思いました」。スーツ姿で参加した大谷は、終始リラックスした表情で、門出の日を迎えた。
昨年7月にすでに20歳になっているとはいえ、公式行事に出席すると、身も心も引き締まった。年末年始には近くで働く同級生の姿を実際に見て「印象が変わった。感激した」という。「(成人になれば)義務も権利も出てくる。私生活もそうですし、そこを大事にしたいです」。社会人として、大人の誓いを立てた。故郷へ恩返しするための“珍目標”も口にした。「(試合を)見てくれていると思うので、ヒーローインタビューに立ったりして、喜んでもらえたら」。数多くお立ち台に上がり、活躍している姿を届ける。
大人の誓いは、野球にも及んだ。「打者でいえば、前に飛ばして一塁まで全力で走る、というのは権利。試合に出ていない選手のためにも全力でやるのは義務だと思うので」。禁止されているヘッドスライディングを自然にしてしまうほどの大谷だから、全力プレーはすでにできているが、これからも徹底していくことを心に決めた。
具体的な数字の目標は挙げなかったが「節目の年なので、何とか頑張って結果を残したい。去年の成績は超えたいです」と力を込めた。明るい未来へ向け、大きく羽ばたいていく。【本間翼】



