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由規が審判付いて53球「低め意識した」
ヤクルト佐藤由規投手(18=仙台育英)が6日、プロのストライクゾーンを初体験した。この日から、投球練習の際に審判員が捕手の後ろに立ってストライク・ボールを判定。「低めは取らない分、高めを取った気がしました」と、プロのゾーンの感覚を味わった。
セットポジションでは走者もイメージしながら、高低や内外角を狙って投球練習した。「審判が付くと雰囲気も違いますね。テレビで見ていたときは厳しいなと思ったけど、イメージしていたのと比べると多少良かったかな」。違和感がないことも笑顔で強調した。
第2クール初日は53球のピッチングで、ストライク29球、ボール24球とほぼ五分の割合だった。それでも「低めを意識した」と、ストライクゾーンからボールへと沈むチェンジアップなど、比率以上に制球の良さを印象付ける内容で、本人も納得の表情を見せた。
サインプレーなど実戦的な練習も始まり「(高校時代とは)数も違うし、動きも早くて圧倒されました。いろいろ勉強していきます」。戸惑いの表情も浮かべたが、プロの未体験ゾーンを次から次へと経験しながら、実戦登板に向けて着々と階段を上って行く。【松本俊】
[2008年2月7日9時7分 紙面から]
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