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楽天長谷部に西本氏がシュート熱血指導
- 本誌評論家の西本氏(右)からシュートを教わる楽天長谷部(撮影・野上伸悟)
ルーキー開幕投手も夢じゃない。楽天長谷部康平投手(22=愛知工大)が6日、キャンプ初のフリー打撃に登板し、キレのある57球を披露した。この日、取材で沖縄・久米島を訪れた西本聖氏(51=日刊スポーツ評論家)は、長谷部の投球を見て「勝てる。勝てる投手だよ」と力強く言い切った。さらに「開幕投手をやるくらいの意気込みで、キャンプを過ごせ」とゲキを飛ばした。
開幕投手(3月20日、ソフトバンク戦)はエース岩隈が第1候補。それでも、西本氏が野村監督に「長谷部開幕」の可能性を聞くと、監督は「(相手は)いい左打者が多いからな」と、一考の余地ありと反応した。野村監督は、長谷部のフリー打撃登板に「大満足とは言わないまでも、小満足。中満足か?」とリップサービスは控えめなのも、新人扱いしていない証しだ。
今季は開幕戦が木曜日で、1日明けて土曜日に2試合目。翌週も金曜日に試合がない変則日程となっている。次週以降のローテーションを考えると、開幕2戦目にエースを起用するのも効果的だ。長谷部開幕の奇襲は十分考えられる。
この日の西本氏は、野村監督から1日コーチに任命され、長谷部に伝家の宝刀のシュートを約40分間、熱血指導。長谷部は「ヒジを壊すイメージでしたので、シュートは今まで投げませんでした。ヒジではなく指先でシュートを投げることを教えていただいたので、キャッチボールとかで感じをつかもうかと思います」と新球にも意欲的だった。84年ヤクルト高野以来の新人開幕投手に向け、キャンプ、オープン戦と、アピールを続けていく。【金子航】
[2008年2月7日9時8分 紙面から]
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