5度目の防衛を目指したWBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司(31=帝拳)が9回1分31秒、TKO負けし、王座から陥落した。同級1位の指名挑戦者フランシスコ・バルガス(メキシコ)から4回に左ストレートでダウンを奪うも、9回に左フックでダウンを返されると、再開後に連打を浴びたところで試合を止められた。

 陣営の本田明彦会長は試合後、バルガスとの再戦を求めていく意向を示した。テレビ局、現地プロモーターも前向きとし「チャンスは来ると思うし、できればやらせたい」とした。試合に関しては「初回の右が痛かったのと、クリンチ際で気を抜く癖が出てしまった。ただ、よく戦ったし、内容は良かった」と話した。