日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンスを発行され、国内での試合が可能となった元世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者で亀田3兄弟の三男、亀田和毅(協栄)が27日、東京都内で記者会見し「1日も早くファンの皆さんの前で闘いたい」と意欲を語った。

 13年12月の世界戦で次男の大毅(引退)が敗れても王座を保持した問題で亀田ジム会長らがJBCに処分され、3兄弟は日本で試合を組めなくなった。亀田は兄とともに臨んだ13年12月の世界戦を最後にメキシコ、米国で闘ってきた。

 今後はスーパーバンタム級での2階級制覇を目指し「最終的な目標は全世界で認められる選手になること」と述べた。長男の興毅氏は「この3年間は苦しい時間だったと思う。長いトンネルからようやく抜け出せた。今日が新たなスタート」と話した。