<新日本:G1クライマックス>◇6日目◇13日◇東京・後楽園ホール◇観衆2005人

 棚橋弘至(33)が、苦しみながら矢野通(32)を破り、Aブロック単独2位に浮上した。場内外問わず、相手の執拗(しつよう)なイス攻撃に大苦戦。起死回生を狙ったハイフライフローも、ひざを立てられて誤爆したが、丸め込みを回避して最後は14分49秒、スリングブレイドルを決めて接戦をものにした。これで2連勝で、首位中西学(43)にも勝ち点1差と迫っている。「G1はクライマックスもクライマックス。もう1つも落とせない」。このままの勢いで、終盤戦を乗り切るつもりだ。