<プロボクシング:東洋太平洋女子ミニフライ級王座決定戦10回戦>◇24日◇東京・後楽園ホール◇1400人

 同級1位藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)が、同級2位カニタ・ゴーキャットジム(タイ)を3-0の判定で退け、空位だった王座を獲得した。序盤から伸びのある左フックとボディーフックで圧倒。6回以降は、相手の打ち終わりに次々と好打を合わせた。プロデビューからの連続KO勝ちは3で止まったものの、ジャッジ2人が6点の大差を付ける圧勝だった。

 昨年、生まれ故郷の宮城から上京し、プロに転向。元世界王者2人が立ち上げた所属ジムに、初のベルトをもたらしたが、目標は高い。次は富樫直美の持つWBC女子世界ライトフライ級王座が最大目標。10月にメキシコで防衛戦を行う富樫に「ベルト、持って帰って下さいね」と要望した。