<プロボクシング:東洋太平洋女子フライ級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール◇観衆1600人

 王者の四ケ所(しかしょ)麻美(フラッシュ赤羽)が2度目の防衛を完勝で飾った。挑戦者の張有珍(韓国)を初回から攻め続けると、9回43秒、レフェリーがたまらず試合を止めた。実力差を見せつけてのTKO勝利にも、四ケ所は「すっきり勝ちたかった」と納得のいかない表情を浮かべた。次戦は3度目の防衛戦を来年3月か4月に同級1位真道ゴー(クラトキ)と指名試合を行う予定で、四ケ所は「周りが世界戦をやっているからって焦りはない。もっと練習を積んで世界に挑みたい」と語った。

 四ケ所の戦績は5勝(3KO)1敗。