23日に大阪府立体育会館で開催されるボクシングWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦の調印式と前日計量が22日、大阪市内のホテルで行われた。計量では王者ウーゴ・カサレス(32=メキシコ)、挑戦者の同級6位・久高寛之(25=仲里ATSUMI)とも1回でパスした。ウエートはカサレスがリミット体重ちょうどの52・1キロ、久高が52・0キロだった。

 計量に先んじて行われた調印式では、両選手が抱負を語った。久高は「今回が3度目の世界挑戦だが、初めて地元の大阪でできる。何が何でも勝つという気持ちで臨みたい」。一方のカサレスは「大阪は(前王者の)名城信男から王座を奪った自分にとっていい場所。久高は将来性のある選手だが、我々の方が経験に秀でている。経験を生かしたい」と3度目の防衛に自信を見せた。

 試合はWBAルールに基づいて行われる。1回に3度ダウンすれば自動的にKO負けとなるスリーノックダウン制。グローブはメキシコ製が使用される。