WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(29=大橋)が24日、WBC同級王者・井岡一翔(23=井岡)との団体王座統一戦(6月20日、大阪)へ向けて、ハードな2部練習で調整を重ねた。

 この日午前に都内で、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)と合同でフィジカルトレーニングを行い、午後から横浜市内の所属ジムで日本ライトフライ級王者の世界ランカー黒田雅之(25=川崎新田)と6回のスパーリングを実施。疲労が蓄積した状態だったが、4回以降に力強いパンチの連打を放つなど、終盤でも衰えない豊富なスタミナを発揮。拳を合わせた黒田も「瞬発力がすごい。踏み込みが鋭くて、届かないと思っていた距離からでもパンチを打ってきた」と驚きを口にした。