<SHIMMER>◇28日◇米イリノイ州、バーウインクラブ

 米国でも悪役として認められている中川ともか(31)が大暴れし、観客の怒りに火をつけた。2日連続昼夜興行の昼の部で、かつてのタッグパートナー、デイジー・ヘイズの教え子ベーダ・スコットと対戦。縁のある相手だったが遠慮はなかった。激しいブーイングの中、腰に巻いていたひもを外してのチョーク攻撃、ベーダの顔面に水吹きかけるなど、いたぶり続けた。形勢逆転を狙う相手のフライングボディアタックをかわすと一気にラッシュ。延髄蹴りから網打ち式原爆固めを決め、、3カウントを奪った。試合後もブーイングが飛び交ったが中川は涼しい顔。「今日はいじめがいがある相手で楽しくできましたね」とコメントした。

 夜の部では日本でタッグを組んだケリースケーターとのコンビを再結成。おそろいの衣装でチーム名を「3G」(グローバル・グリーン・ギャングスターズ)と発表した。この試合でも連係の良さを見せ、中川が120%スクールボーイで3カウントを奪った。

 快勝に見えたが苦労もあった。中川は「ケリーがヒールと思ってたらベビーで、自分がヒールのスタイルでいこうとしたらいろいろと止められてびっくりしました。今はまだちぐはぐですが、もっと回数を増やしていいチームになるようにこれからも組んでいきたい」と、今後も「3G」として戦う考えだ。