東前頭11枚目の宇良(33=木瀬)が、手つき不十分として取組がやり直しとなる場面があった。西前頭12枚目時疾風(29=時津風)との一番でのこと。立ち合い直後、九重審判長(元大関千代大海)が右手を挙げた。
行司の木村秋治郎は約7秒後に気付き、両者を止めた。立ち合いの際、宇良の左手が土俵についてないとし、やり直しとなった。仕切り直しの末、宇良は先に両手をついて立ち合い、送り出しで勝った。
取組後、宇良はNHKの花道リポーターに対し「相手に申し訳ないことをした」と話した。
NHK大相撲中継で向正面の解説を務めた大山親方(元小結北勝富士)は「力士っぽくないというか、相手を思いやる気持ち。こうやって気遣いができる力士は本当にすごいなと思います」とコメント。正面解説の舞の海秀平さん(元小結)は「宇良の人間性を見た気がしますね。おそらく、相当謙虚なんでしょうね」とした。

