<プロボクシング:村田諒太プロデビュー戦>◇25日◇東京・有明コロシアム

 プロデビュー戦となるロンドン五輪金メダリストの村田諒太(27=三迫)が、東洋太平洋ミドル級王者、柴田明雄(31=ワタナベ)と対戦し、2ラウンドでTKO勝ちした。

 デビュー戦を制した村田は「ありがとうございます。このリングに立てる幸せ。本田会長に心からお礼を言いたい。(対戦者の柴田にも)6Rと体重などいろんな条件をのんでくれた」と周囲を気遣う余裕も見せた。

 試合内容について、柴田のアウトボクシングに苦戦した様子で「(相手が)うまかった」と振り返り、出来について「80点くらいはいいですか」と合格点をつけた。

 この日は、恩師である南京都高ボクシング部監督だった故武元前川さんの誕生日とあり「勝たないわけにはいかなかった」と話した。

 今後について村田は「やはり世界一になりたい。誰もが認めるチャンピオンに。まだステートラインにたったばかり、みなさんとともに歩んでいきたい」と声をはずませた。