【西武3軍 夏合宿】北海道・美唄でもがく若獅子たち 沢田遥斗と新井唯斗の本音

西武3軍が昨夏に引き続き、北海道・美唄で夏合宿を行いました。涼しい大地で、ただひたすら練習だけに打ち込む約2週間。若獅子たちは今、何を思うのか。疲れきった体をベンチに預け、沢田遥斗外野手(20)と新井唯斗内野手(18)が12分間、ひざを突き合わせてくれました。

プロ野球

★主な内容

  • 記者のある服装に気づき突っ込みを入れてくれる選手たち
  • プロ1年目・新井唯斗が抱える「悩み」とストレス解消法
  • 「ライバル減った」と思った自分を正直に語った沢田遥斗

◆沢田遥斗(さわだ・はると)2006年(平18)7月30日生まれ、北海道・札幌市出身。京都国際で3年時の24年春、夏甲子園出場。夏は日本一。同年育成ドラフト5位で西武入団。170センチ、68キロ。右投げ両打ち。今季推定年俸280万円。


◆新井唯斗(あらい・ゆいと)2007年(平19)11月11日生まれ、埼玉・所沢市出身。八王子学園八王子から25年育成ドラフト1位で西武入団。183センチ、80キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸280万円。

記者、美唄合宿でセイコーマートTシャツに初挑戦

誰にでも、好きなことがある。夢中なことがある。でも「それだけ」だといつか行き詰まる。違うものを見て、視線や思考の角度を変える。よりいっそう「好き」が深まっていく。

美唄合宿で、私は初挑戦した。Tシャツで取材した。相手への敬意で「襟付き」が基本とされる。でもこれだけ暑い時代、ルールも緩和されつつある。

初日は白、2日目は紺。セイコーマートの公式Tシャツで美唄市営野球場で1日を過ごした。分かる人にしか分からないけれど、分かる人への一瞬の清涼剤になれればな…くらいの感覚ではあった。

北海道出身の川下将勲投手(21)が「なんでセイコーマート着てるんですか?」と気付く。「えっ、持ってないの!?」とあおる。そこに「加須にもありますよね」と花咲徳栄出身の堀越啓太投手(23)が加勢してくる。激しいランメニューを終えて休む彼らの、一瞬の清涼剤になればいい。

彼らは金の卵だ。一方で参加選手の多くが、育成選手だ。「3年」という一応の時限もある。1軍を一度も経験できずにユニホームを脱がざるを得ない若者も、必ずいる。

自分の価値をどう見つけ、どう表現し、プロ野球選手としての価値を己に付けていくか。時間さえ許せば本当は全員に話を聞きたいけれど、ここで一方的に「選ぶ」作業をされるのもまた、プロ野球選手の宿命でもある-。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。