<プロボクシング:女子51・7キロ契約4回戦>◇30日◇東京・後楽園ホール

 モデルボクサーの高野人母美(ともみ、26=山上)が43秒TKO勝ちでプロ3戦目を飾った。

 プロデビュー戦だったジペリン・デリーマ(29=フィリピン)と対戦し、177センチの長身から強打を振り下ろしてロープ際に追い込むと左右両フックを連打し、そのままレフェリーストップに追い込んだ。1回43秒のTKO勝利を挙げた高野は「(不本意な判定勝ちだった)前の試合をバネに頑張ってきた。結果が出せてうれしい」と笑顔をみせた。

 翌日にテレビ深夜番組の収録を控えており、無傷で終わったことに安堵(あんど)の表情。高野は「顔をケガしても出るつもりでした。気ばかり焦ってしまい。アゴが上がって猫パンチみたいになってしまった。今日の出来は42点」と快勝劇にも反省点を挙げた。

 これでデビューから3勝(2KO)。師匠の山上哲也会長は「絶対にチャンピオンにします。あと3勝はさせてタイトル挑戦させたい」と、将来的に東洋太平洋王座を狙わせることを明かしていた。