<ドラディション後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール◇1570人

 藤波辰爾(59)の長男LEONA(20)が船木誠勝(44)とデビュー戦を行った。

 緊張した表情でリングに上がると、試合開始から船木の強烈な蹴りを何度も受けた。それでもドラゴンスクリューや、ダブルアームスープレックスなどで反撃。最後はハイブリッドブラスターを受け、7分48秒、片エビ固めで敗れたが、真っ向勝負を挑む姿に会場からは大きな歓声が飛んだ。

 試合後には涙を浮かべながら、客席に深々と頭を下げた。「夢は全部かなうか分からないですが、夢は見ていて損はしないと思いました。船木さんに一発蹴りこまれた時に、プロレスの厳しさを知りました」とコメントした。

 藤波も「僕のデビュー戦より肝っ玉が座っている。頑張ったんじゃないかと思う」と及第点を与えた。