<WAVE>15日◇新木場1stRING◇観衆234人(超満員)

 WAVEの「人気」と「運」を兼ね備えた選手を決定する2013年度版「ZAN1」クイーンが争われた。

 昨年はこの2つ以外にも「実力」が加味され、3つのカテゴリーによるポイントで決定したが、今年は人気投票が大きく左右することとなった。参加資格は2013年中にWAVEに出場したことのある選手で、優勝者には桜花由美の所持するレジーナ王座への挑戦権を獲得できる。その結果、優勝を果たしたのは大畠美咲(24)。

 まずはネットによる投票で159票を獲得し1位。さらには会場に来たファンの人たちによる「会場投票」でも1位となった。「運」のじゃんけん対決では敗れたものの、総合計で464点もの数字をたたき出し、2位の春日萌花(420点)と44点差をつけ、2年連続のZAN1クイーンに輝いた。

 大畠は1位に輝いた瞬間、感極まって涙を見せる場面も。「昨年はバトルロイヤル(実力部門)もあって、自分の力も使えたけど、今年はファンの方の票のみだったから、それで期待されているとすごく感じました。この得点はみなさんからの期待値だと思うので、絶対桜花由美からベルトを取ります」と力をこめた。

 桜花には過去挑戦して敗れている大畠だが、「桜花は何回かベルトを防衛していると思うけど(現時点で4度の防衛)、当たった選手の中で私が1番追い込んだという自信がある。私の中では絶対王者というイメージはないし、私が1番ベルトに近いと思う」と自信ありげ。今年はWAVEの実力No.1を決める「Catch

 the

 WAVE」で優勝し、さらには藤本つかさとのタッグでWAVE認定タッグを巻くなどの活躍を見せた大畠。残る栄冠は、WAVEのシングルベルトであるレジーナ王座のみ。2014年中の王座取りを公約した。