16日のリアルジャパン代々木大会(代々木第2体育館)でプロレスデビューする大相撲の元関脇、貴闘力(46)が11日、都内の道場で対戦相手の大仁田厚(56)とともに会見した。

 昨年9月、プロレス観戦中に大仁田の襲撃を受けてから場外戦を繰り広げてきた2人。昨年11月には大仁田が、貴闘力が経営する焼き肉店で「公開無銭飲食」を敢行。2人の間に遺恨が生じ、今回の対戦となっただけに会見は、のっけから異様なムードでスタート。有刺鉄線バットを持った矢口を引き連れ、大仁田が「試合のルールは、どうするんだ?

 電流爆破でもやるか?」と挑発。貴闘力も「何でもいいよ。こいつを殴ったり蹴ったりしてボコボコにすればいいんでしょう」と応じ、乱闘寸前のもみ合いとなった。

 会場の規定で電流爆破はできないが、貴闘力のコーチ役となった初代タイガーマスクが、一両日中にルールを決めることを約束。大仁田が引き揚げた後、貴闘力は「現役のころオレの張り手で9人を病院送りにした。曙や武双山をやっつけた張り手で大仁田もぶっ倒してやる」と意気込みを語った。